サクラサク・子どもの巣立ち

季節外れの暖かさと寒さのなか、桜の開花が遅れていると聞きます。ですが、ちょうど、入園・入学の頃に花咲くタイミングにもなりました.

年度末から、乳児院の子どもたちも、家庭復帰や里親委託、施設変更など様々な巣立ちの場面に立ち会います。里親家庭でも、高校卒業等のタイミングで、里親家庭を巣立つ若者たち、就職等で都外に転居する若者たちもいます。それぞれ夢をいっぱい両手に抱えて巣立ちますが、合わせて、社会に出ていくこと、里親家庭を巣立つことに大きな不安を持つ若者たちもいます。フォスタリングチームには、そういった子どもたちの自立支援を担当するスタッフがいます。児童相談所のサポートから離れた若者たちを、フォスタリングチームだけで支えることに、まだまだ不安もありますが、里親家庭や地域の支援などにつなぎながら、一緒に歩みを進めています。

桜に続き、きっと様々な花が咲き誇る季節を迎えます。子どもたち、若者たちが、それぞれらしく彩り、花を咲かせられることを、今年も応援していきたいと思います。

副院長兼統括責任者 長田淳子