新年を迎えて、早々に能登半島での地震発生の報を聴いて、乳児院のワークルームのテレビは、つけっぱなしにして、次々に入る報告を聞いておりました。翌朝、明るくなって分かる被災地の報道に、只々、成す術もなく、途方に暮れていました。乳児院の全国組織の中では、早々に乳児院の状況や児童養護施設、母子生活支援施設といった情報は入って来ました。ほとんど住めない状況の児童養護施設の話も聞きました。乳児院は、石川県内に2か所あって、七尾市の乳児院では、避難所で過ごした後、施設に戻ったとのことです。
そう考えると、里親さんの状況は、何処が中心になって集めているのだろうか…と考えてしまいます、里親家庭同士での連絡や、これから続くであろう支援の窓口は、やはり県や児童相談所が中心になっていくのだろうかと思いを馳せます。
報道でしか知り得ないことはあると思いますが、実際の現場は、想像をはるかに超えると思います。特に石川県の里親の皆さんへの支援が必要と感じます。社会的養護のフォスタリング機関が情報を集約し、必要なものを必要なところに届けて行けたらと思います。
東京の乳児院や社会的養護の関係では「安全計画」なるものの作成が義務化されるところです。里親家庭をチームで災害から守る手立てを考えていかねばと強く思った、年の始まりです。備えを怠らずに日々をすごしましょう。本年も、宜しくお願い致します。
都留 和光