二葉むさしが丘学園の本園と言えば、広い園庭が子ども達のかっこうの遊び場。
しかしグループホーム(以下GH)は、
地域の中にある一般住宅形態での子どもたちの生活場所なので、
走り回れるような大きなお庭はありません。
小中高生たちはそれぞれ、友人らと連れ立って
地域の公園などに遊びに行くことが出来ますが、
幼児さんはさすがに同じように出かけられません。
常に職員の付き添いのもとで外にお出かけするのですが…
休日は朝ごはんが終われば「お外連れてって!」、
おやつの前に「公園行こう!」、
おやつの後も「またお外行こう!」と熱烈なお誘いの嵐。
お外大好きな幼児さんにとって、雨の日はすこし退屈な日かもしれません。
ところがそんな雨天のある日、幼児さんがガサゴソと
おもちゃ箱から食べ物のパズルを引っ張り出して並べ始めました。
「そうだ!今日はこれでお店屋さんごっこをしよう!」
そうと決まれば、まずはお店の用意。
「メニューを増やそう!」
「お買い物用のお財布を作ろう!」
「お店には電話もあった方がいいかな?」
準備が出来たらお店の始まり!
職員が代わる代わるお店に来て、夕ご飯に必要なもの購入していきます。
お金のやり取り、ちょっと難しかったかな。
心の優しい幼児店員さん。
お財布忘れたお客さんには、
「これどうぞ!」と自分の財布を…差し出す…
「いやいやいや!」と大人は総ツッコミする中、きょとんとする幼児さん。
困っている人は見過ごせない、優しい心の店員さんでした。
「また今度、お外で遊べない日に開店しようね」と本日は店じまい。
次までには何を作り足そうかな。
そういえば、「キャッシュレス決済できないんですか?」っていうお客さんがいたから、
キャッシュレス対応レジかしら?