令和元年 夏行事報告  零(ゼロ)プログラム

昨今、キャンプブームで便利な道具が揃っている過ごし易いキャンプ場が多くあります。この夏私達は、最低限の荷物を持ち、長野県の山中で限りなく‘零’に近い状態でキャンプをしてきました。テント立て、火起こし、食事作り、何をするにしても限られた条件の中でクリアしていかなければなりません。ハラハラドキドキしながら参加した子どもも少なくないと思います。特に、1班に1箱(20本)のマッチと毎食時に渡される薪1束・新聞紙1枚のみで行う火起こしは、基礎を知らなければ火が点かず、1時間近く格闘していた班がありました。少しのヒントからひらめき、ああでもないこうでもないと試行錯誤し、ついには1本のマッチで食事作りが可能な火起こしが出来るようになった班もありました。また、食事は‘食材ハント’というゲームの勝敗で獲得できる材料が決まり、集まった食材や調味料の中から子ども達が献立を決めました。最終日には、各班が事前に考えた食事を作りました。カートンドック・おはぎ・バームクーヘン・からあげ等、屋台と称して皆で分け合いました。

付近には‘阿寺ブルー’と呼ばれる程人気な阿寺渓谷があり、エメラルドグリーン色の川には皆が喜んで入っていき、疲れを癒していました。

キャンプに慣れている子どもと初めて参加する子ども、高校生も中学生も小学生も関係なく、日が経つにつれて自然とお互いに協力し合いながら過ごしている姿が垣間見られたのが個人的には収穫だと思っています。