本園から山中湖までの往復180kmを自転車で走破するプログラムを実施しました。今回の大きなテーマは『己との闘い』とし、子どもも大人も自分自身の限界を超えるために走ってきました。オリンピックの自転車競技のコースが近所であったこともあり、オリンピックと同じルートで山中湖を目指すことに。しかし、台風接近に伴い4泊5日の予定を1泊2日に変更し、山中湖まではいかず、中間地点までの走行になりました。
それでも流石はオリンピックのコース。一筋縄ではいかないアップダウンの連続に、身体が言うことを聞かなくなっていきます。でもその限界を乗り越えることが本プログラムの神髄。険しい上り坂を見た子どもは「この坂を上りきるまで絶対足付かない」「これ上りきったら俺は強くなる」そう宣言して一心不乱に自転車を漕いでいました。体力がある子どもばかりでではなく、体力に自信のない子どもも参加していました。自分が苦しい中でもともに走る仲間へ声を掛け、励まし合いながらみんなでゴールを目指す、まるで青春スポ根漫画の1ページのようでした。
大きなトラブルや怪我もなく、無事にみんなで往復100kmを走破することが出来ました。感想を聞いてみると「きつかった」と、最初に出てきますが、「でも本当に頑張ったと思う」と自分自身をたたえ、達成感と共に厳しいことに打ち勝つ自信に満ちた表情をしていました。これから先、子ども達が辛い壁にぶつかった時に「あの時辛いけどやりきった。今度もきっと大丈夫。」そう思える経験になっていたら嬉しいです。